門前町としての魅力と環境・体験

川口市芝の静かな住宅街に佇む長徳寺は、蕨駅・南浦和駅から徒歩圏内にあり、周囲には昔ながらの門前町の風情が今も残っています。芝中学校とともに小高い丘の上に位置し、緑に包まれた落ち着いた環境で、まさに古刹の趣そのもの。かつては60万坪を超える広大な寺域を誇り、現在も保存林として大切に守られています。

毎月第1・第2日曜の早朝には座禅会も開かれ、どなたでも静かな時間を体験できるほか、まち歩きで訪れる方にも深い安らぎを与えてくれます。

地域の姿は時代とともに少しずつ移り変わってきましたが、この地には今も変わらず「歴史ある門前町としての風情と文化」が息づいています。長徳寺を訪れることで、地域の本来の魅力を再発見していただけるはずです。

長徳寺の歴史と魅力

長徳寺は臨済宗建長寺派に属し、山号は大智山。本尊は釈迦如来像です。
貞治3年(1364年)の創建以来、足利基氏の祈願所、戦国時代の岩付太田氏の庇護、そして徳川家康からの寺領賜与など、長徳寺は幾度も時代の節目を見つめてきました。
火災や再建の歴史を経て、代官・熊沢忠勝や地元の支援により再興され、観音堂に奉納された「三十六歌仙絵扁額」などの文化財が、今も当時の面影を伝えています。

文化財

長徳寺には、埼玉県・川口市の指定文化財が多数現存し、地域の歴史と信仰を今に伝えています。

  • 龍派禅珠頂相・中峰明本頂相(県指定有形文化財)
  • 寒松日記・寒松稿(県指定有形文化財)
  • 長徳寺のビャクシンの木(県指定天然記念物)
  • 獅子頭・神楽面(市指定有形文化財)
  • 三十六歌仙絵扁額(市指定有形文化財)

■ビャクシンの木
長徳寺本堂の南側にあるイブキの大木。建長寺(鎌倉市)のイブキの実生由来といわれる。指定時の樹高は 13m 以上、幹周り 3.3m。 現 在 の 樹 高 は 14m、幹周り 3.8m。
※県天然記念物